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富山には、旨い酒があります。

旨い酒には、

富山県

「品質」へのこだわりがあります。

富山の焼酎、梅酒

お猪口
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富山県東部初のワイナリーオープン 魚津、地元に植えたブドウ活用
 2023年10月1日

 魚津市天神野新の丘陵地に10月1日、県東部初のワイナリー「KANATA WINERY(カナタ・ワイナリー)」がオープンした。魚津産のブドウを使い、地元に根差したワイン造りを進める。オープニングセレモニーが同所であり、大勢の人でにぎわった。

 ワイナリーはLPガス事業などの丸八(同市北鬼江、大崎浩司社長)が設立し、2018年から同市天神山周辺でワイン用のブドウの苗木を植え始めた。22年に自社醸造をスタート。現在は2・9ヘクタールでブドウを栽培し、25年ごろに年間約2万2千本の生産を見込む。

 10月1日は施設内の見学と同日から販売した8銘柄の試飲を行ったほか、屋外の特設スペースでグラスワインを振る舞った。大崎社長は「人が寄り添え、集まれる施設にしたい」とあいさつした。俳優の辰巳琢郎さんをゲストに招いた。

 ワインはワイナリー内のショップと県内の酒販店9店で買うことができる。営業は毎週金~日曜の午前10時~午後4時。9日までは毎日営業する。

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世界のウイスキー堪能
 9月24日 魚津でフェス
   
2023年9月24日

 国内外の多彩なウイスキーが楽しめる祭典「TOYAMAウイスキーフェス」が9月24日、富山県魚津市三ケのミラージュランドで開かれる。実行委員長を務める「BAR Power GRAN」(同市駅前新町)オーナーの佐々木麗(うらら)さん(37)は「県内で初めてのウイスキーのイベント。富山で世界のウイスキーが飲めるチャンスなので多くの人に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 佐々木さんは埼玉県秩父市で毎年開かれている「秩父ウイスキー祭」に参加した際、国内外の大勢の人たちが楽しんでいる様子に感銘を受けた。地元でも同様のイベントがしたいと今回企画。神社のそばに商店街がある秩父の町並みは魚津ともよく似ているとし「来年以降も県内で継続的に行い、地域活性化につなげたい」と意気込む。

 時間は正午から午後3時。オリジナルグラスと魚津酒造の限定酒が付いた前売りチケットは4千円。会場で国内外のウイスキーが試飲できる。グラスとノンアルカクテル付きのドライバー向けチケットは2千円。キッチンカーやクラフトビールのコーナーもある。魚津駅からシャトルバスも用意する。チケットは同店や長岡酒店(同市)などで取り扱う。イベントの詳細はウェブで案内している。専用インスタグラムもある。北日本新聞社後援。

瓢箪なまず日記

瓢箪なまず日記
​”人肌って?”の裏事情
室井滋    2021年4月28日

ゴールデンウイークを間近に控え、日差しも一段と強くなるというのに、一層のコロナ緊迫状態。
 小池都知事の「東京に来ないで下さい!」コールを聞きつつ、私たち都民は再び外食が憚られる日々に逆戻りだ。
 そんなこんなの先日。緊急事態宣言発出前だが、深夜出発の早朝ロケがあり、夕方の5時に都心に戻った。
 「今なら20時閉店だから、久し振りに御飯行く? もうヘトヘトで作るの面倒くさいよね」
 同業のメイクさんとスタイリストちゃんを誘って、副食が豊富なお蕎麦屋さんに入った。
 今日び、どこのお店も衛生管理にはスコブル神経質で、アクリル板も空調設備もしっかりしている。
 「ここなら大丈夫ね。私、ビールはパスして最初から日本酒でいくわよ」
 実は私、自宅ではまるっきり飲酒をしない。外食が減ったここ1年は、酒量が著しく減ったのだ。だから、仕事終わりに久し振りの一杯がものすごく嬉しかった。
 私は呑む気満々で、注文を取りに来た店員さんに「日本酒、あんまり甘くないので、人肌でお願い」と頼んだ。
 店員さんの歯切れの良い返事が返ってくると思うも、いきなり彼女がモジモジした態度に変わって……。
 「あ……のぉ……ひ、ひとはだって〜?」
 まさか”人肌”の意味が分からないの? と、私はその店員さんを二度見してしまう。
 するとそこにお店の御主人が登場。
 「おい、大丈夫か、そろそろお客さん混む時間だぞ」と、ちょっと心配そうな表情を見せたので、」私はすかさず言い直した。
 「御免なさい。お若い方だから、人肌が分かんなかったかも……。日本酒を2合、銘柄何でもいいのでお燗して下さいな」
 たちまち苦笑いを浮かべて御主人は、私達と店員さんを代わり番こに見て、その口から言い訳とお説教がゴチャゴチャになって飛び出すのだ。
 「うちの娘、コロナで仕事が無くなっちまって、店を手伝ってんですよ。すいませんねぇ。いいか、お前ッ! 熱燗は50℃、上燗は45℃、ぬる燗40℃、人肌燗35℃、日向燗30℃だ。覚えとけよ。いやぁ、何たって突然の倒産だから、こいつも別に蕎麦屋になるつもりなんてこれっぽっちも無かったもんだから……」
 御主人の熱弁(?)で、日本酒好きを豪語していた自分もちょっぴり恥ずかしくなった。人肌……まあ、文字通り35℃〜36度台であるとは思っていたが、その他のお燗と5℃刻みになっているなんて、実は知らなかった。
 それにしても、お客の前で父親に叱られた娘さんの胸中はどうなおだろう。本気で店を継ぐなら良い勉強だが、本職を失ったばっかりなら、これらのひとつひとつが辛いばっかりであろうと、少々気の毒でもあった。
 いやいや、私達の業界とて、人様に同情していられるような余裕はない。
 誰もが大変と承知した上で、それでも前向きにと腹を括るしかないと思うのであった。

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